九条を守る木幡・六地蔵の会 「憲法九条を守る木幡・六地蔵の会」(志岐常正・伊佐清美代表)は17日、宇治市の御蔵山集会所で「戦争する国づくり」に反対する緊急集会を開催、約40人が参加しました。
 緊急集会では、憲法九条京都の会事務局次長の寺内寿さんが、「戦争する国づくりをゆるすな~戦後70年の節目を前に憲法の危機とたたかう~」と題して訴えました。
 参加者から9人が発言。戦争が起これば国民がどうなってしまうのか、どんなに犠牲にされるか、それぞれの戦争体験をもとリアルに語りました。また、今度戦争になれば、どれだけの戦費が持ち出されるのか? 消費税10%どころではないとの意見も出されました。
 2歳の子どもを連れて参加した女性は、「戦争は低温やけどみたいなもの、安倍政権になって国民はやけど寸前。母親として九条を守れの声を上げていかないと本当に怖い」と発言。戦後、教え子を再び戦場に送らないと頑張って来た人は、安倍首相の動きを絶対に止めなければならないと訴えました。
 集会では、安倍内閣総理大臣に対して、「国民が望みもしていない「戦争する国づくり」(集団的自衛権の行使容認)を直ちに中止すること」「憲法解釈を国民に相談もなく内閣の一存で勝手に変え、世界の宝・憲法九条をこわすすべての計画をストップし、いまの憲法をもとにした平和外交を繰り広げることを強く求める」とした、抗議文を集会参加者で確認し、首相宛に送付しました。
 今後も、憲法九条を守り、戦争する国づくりは絶対に許さないために地域への署名活動や街頭での宣伝活動、平和憲法を守る運動を拡げていこうと決意して、閉会しました。(帆足惠子)