アカツメクサ 新高瀬川が宇治川に合流する手前に群生している、お馴染みのアカツメクサです。アカツメクサはムラサキツメクサとも言います。学名はTrifolium pretense(3枚の葉っぱという意味)。三つ葉のクローバーですね。四つ葉を見つけると幸せになれるとかで小さい頃は捜したり、いっぱい摘んでは花輪をづくりをしたの、懐かしいですね。マメ科シャジクソウ属でシロツメクサ(学名=Trifolium repens)とは紅白違いで双子のような関係です。シャジクソウ(和名=車軸草)は6月から8月頃に草原や海岸の岩の上の草地に咲くようで、5~6枚の細めの葉っぱが車輪状につくので車軸草。
ツメクサは紅白ともヨーロッパから北アフリカが故郷で、日本には明治時代に牧草、緑肥や土壌浸食防止として栽培された帰化植物で何処にでも見られますね。よく見ると紅白とも細い花が球状に集まっています。アカツメクサの方が葉っぱが少し大きくて白い斑文が入ってます。シロツメクサは日本には江戸時代に、ギヤマン(ガラス製品)の箱にシロツメクサをいっぱい詰めてオランダから運びこまれたというところからツメクサ(詰草)の名前。爪草ではありません。この時にも種がこぼれて広がったとも言われていますが本格的には明治に入ってからでしょう。
 ストロベリー・クローバーとかストロベリー・キャンドルなどとかわいい名で呼ばれる細長いルビー色のクローバーが園芸店で売られています。クリムソン・クローバーといいすごくきれいで、野生化はしていないようです。その他黄色い花を付けるコメツブツメクサも野生化しているようです。ヨーロッパのアルプスには山一面にピンクのアルパイン・クローバーが咲いていてとても感動的とのこと。一度行きたい誘惑にかられますね。列記した名前はすべてが何か優雅で美しい名前です。
 クローバー四つ葉見つけた蒼い空(良典)