6日投開票で行われた井手町議選(定数10、立候補12)で、4票の不正投票が行われたことがこのほど、明らかになりました。日本共産党の谷田操町議は21日、同町選挙管理委員会に対し「ずさんな事務処理」「順位・当落などの結果が事実と異なっている可能性がある」として、異議を申し立てました。
 問題の不正投票は、選管が公民権停止中の5人に対して投票所入場券を送付し、発生したもの。そのうち4人が期日前投票を行っていました。9日の町議会全員協議会で発表され、選管は選挙結果を有効とし、票の再点検は行わないとしています。
 異議申立書では、6日の開票作業前には事実が判明していたにもかかわらず、開票立会人に公表しなかったことを指摘。また、当選した最下位と次点の候補が5票差など、わずかな差であったとして、「結果が信用できない」と訴えています。