働く仲間の大討論会 府政転換をめざす府内の労働者らでつくる「世直しをめざす京都働く者の会」(「世直し府民ネット」の構成団体)は8日、京都市中京区のラボール京都で「2・8働く仲間の大討論会」を開き、110人が参加しました。違法なブラック企業や低賃金などの問題を告発し、「世直し府民ネット」の尾崎望知事候補ともに、「日本一働きやすく、暮らしやすい京都」の実現を誓い合いました。
 福祉、公務、民間、非正規などさまざま立場の労働者が、厳しい労働現場の実態を告発。非正規雇用・ブラック企業の実例として、「少しミスをすると損害賠償請求される」「定時制高校生の仕事のほとんどがアルバイト。将来に展望が持てない」「夫婦アルバイトで子どもを育てていたけど、生活できず離婚に至った」などの声が出されました。また、看護師の夜勤・長時間労働、低賃金で働かせられる建築労働者や中小企業の労働者、サービス残業など違法な職場の実態が出されました。
 討論に参加した尾崎望候補は、「雇用と賃金、社会保障を守る」と決意を表明。小児科医として子どもの貧困をなくす運動をつづけてきたことや、「日本一働きやすい京都」実現のため、▽公契約条例の制定▽最低賃金1000円▽「ブラック企業」根絶―などの公約を紹介。「雇用だけでなく、社会保障の拡充など、暮らしを支える施策を充実させます。さらにみなさんの意見を聞きながら、雇用と賃金を支える府政に変えたい」と訴えました。