尾崎望 革新・山科の会は節分にちなんで2日、山科アスニーで恒例の「新春 鬼払い」を行い、55人が参加しました。
 今年1月の沖縄名護市長選挙では、稲嶺進さんが圧勝してアメリカ・安倍政権に痛打を与え、大きな励ましになりました。「新春 鬼払い」は悪政の鬼を退治すべき取り組みとして、「いのちのお医者さん」山科医師会会長・片岡医院院長の片岡正人医師、「暮らしのお医者さん」元京都弁護士会会長山科総合法律事務所の小川達雄弁護士を講師に迎え、講演しました。
 片岡先生は「安心できる医療・介護について」時間の関係で介護問題を中心に講演。介護認定審査制度」について医師の立場から判定基準に照らして行われている状況や問題点、在宅医療の点数が、制度が出来た時からかなり下がることや消費税増税がもたらす問題点を指摘。高齢化社会の中でしっかりとみていく必要があると述べ、「山科の医師会の役割、糖尿病患者を支える会の援助、災害時の地域医療など区民の医療を守るために頑張っています」と話しました。
 小川弁護士は「暮らしの中の法律と憲法」と題して講演。暮らしの中には法律があふれており、困ったときに顔を出すとして、家庭生活、社会生活、消費者として、企業活動、刑事事件などについて詳解。「法律の中の法律が憲法」で憲法は最高の法だと指摘。安倍首相は国民主権・戦争放棄・基本的人権を踏みにじる戦前の治安維持法を思わせる特定秘密保護法、武器輸出3原則の逸脱、集団的自衛権の確立を求めるなどの悪政について、「憲法前文の『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存ずることを宣言し』に基づき、一緒に鬼(安倍)退治をしましょう」と呼びかけました。
 4月に行われる京都府知事選挙の予定候補者で京都民医連会長の尾崎望さんがあいさつ。安倍政権の悪政を地方に持ち込む山田府政の府民に語れない実績と府民のための5つの政策をアピール。片岡先生と小川先生と一緒に国政・府政の鬼退治を一緒に行いましょうと決意を表明しました。
 開会の挨拶では代表世話人の谷口昇さんが革新懇の出来るまでの情勢と革新懇の果たしてきた役割、今後の展望などについて語りました。(野原孝喜)