尾崎望さん 府知事選に立候補表明した、尾崎望さん(京都民医連会長、小児科医)は7日、京都市内各地で街頭宣伝を行い、前日に秘密保護法を強行可決した安倍政権を強く批判し、政権に追随する山田府政の転換を訴えました。
 京都市南区の近鉄東寺駅前で、尾崎さんは、秘密保護法について「国民の目、耳、口をふさぎ、民主主義を破壊する違憲立法だ」と強く批判し、大きく反対運動が広がる中で安倍政権が強行可決したことに抗議。「秘密保護法により、オスプレイが府内のどこを飛んだのか、丹後半島に設置される米軍レーダーがどれくらいの電磁波出しているのかが秘密にされ、府民の健康を守れるのか。さらに運動を大きく広げ、法案を撤廃し、安倍内閣を退陣させようではありませんか」と呼びかけました。
 また尾崎さんは、自民党政権が進めてきた構造改革により貧困が拡大し、地域経済や雇用が破壊されてきた事実を指摘。国の悪政に追随してきた府政を変える「5つの挑戦」として、貧困の再生産を断ち切り子どもたちが健やかに育つことができる環境づくり▽医療と介護の国の改悪に反対し、高齢者がいきいきと暮らせる府政▽大企業優遇でなく、循環型経済を確立する▽地域再生へ府のリーダーシップ発揮▽原発ゼロ、丹後に米軍レーダー基地許さない―を紹介。「地域を再生させ、子どもたちが安心して住み続けられる京都をつくりたい。ひと・いのち輝く京都府政をつくろうではありませんか」と訴えました。
 各地で、尾崎さんとともに医療従事者や中小業者、日本共産党の府・市会議員らが訴え、府政転換を呼びかけました。