京都ハイクファミリー 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは7日、ぶらり散策例会「近江高島・白鬚神社界隈」を行い、36人が参加しました。
 近江高島駅に10時に集合し、浅井三姉妹のお初ゆかりの大溝城跡へ。京極高次と新婚時代を過ごしたという城跡は、石垣に囲まれた小高い森が天守台跡、思いのほか小さかった。もう半月も早く訪れていれば彼岸花の群落に出逢えたのに残念でした。
 城跡へは、琵琶湖につながる内湖で乙女池に続く、曲がりくねった風情漂う太鼓橋を渡る。水鳥が3羽、岸辺で羽根を休めていました。161号線を南へ、脇道に入り鵜川四十八体石仏群に到着。室町時代後期に建立された観音寺城は、近江八幡市安土町にあり、城主・佐々木六角義賢氏が亡き母の菩提を弔うため、観音寺対岸の鵜川に建てたもの。石仏はあどけない顔、ユーモラスな顔、慈愛に満ちた顔、姿も大きさも異なり東を向いて座っています。
 白鬚神社への道すがら、昔は集落があったと思われる石垣があちこちにあり、今は大きな木が育っていました。白鬚神社に11時45分に到着して昼食休憩にしました。琵琶湖の水中に朱塗りの大鳥居があり、近江の厳島、近畿の厳島と言われる近江最古の大社で、謡曲の白鬚は有名です。桃山期の建築様式を残す建物は、昭和13年に国の重要文化財に指定され、延命長寿・子授け、開運招福に御利益があるとされています。
 本殿の背後にあるパワースポットの大きな岩にはしめ縄がつけられて祀られ、与謝野鉄幹・晶子や紫式部の歌碑がありました。12時30分集合点呼のあと、近江高島駅へ向かいました。13時30分駅にて解散としました。(前川紀代子)