まちづくり市民会議は26日、府が建て替えを計画している府立鴨沂高校の校舎について、保存・活用をするよう求め、知事あてに要望書を提出しました。
 同要望書では、鴨沂高校の校舎群は日本建築学会がまとめた「日本近代建築総覧」(1980年)の中で近代建築として高い価値を持つものと記載されているなど、高い歴史的・文化的価値があり、日本建築学会近畿支部など多くの団体が保存を要望していると指摘。解体・改築することは「保存・活用を求める多くの市民世論を無視するもの」とし、「計画をいったん凍結したうえで、建築専門家をはじめ、広く市民の意見を聞くなどして、保存・活用にむけて、叡智を結集」するよう要望しています。