たたかいの展望

憲法守る期待さらに広がる

 井上 憲法問題で、選挙中もさまざまな人が日本共産党にと期待していただきました。自民党の古賀誠元幹事長も憲法96条を守ってほしいと赤旗日曜版で語っていただきました。今回の選挙結果を見て、さらに日本共産党へと期待を表明してくれる人もいます。まずは憲法96条を守る共同を広げたい。さらに私の原点である「核兵器を2度と使わせない」の思いで憲法9条を守る共同を広げたい。
 倉林 次につなげるということでは、選挙区で勝ったことを喜びに終わらせるんじゃなくて、底力の底をあげる、こういうことが必要だと思います。結果を出せたみんなの力で、もっと組織を強くしてこそ2年後のいっせい地方選、3年後の参院選、総選挙で確実に前進できる「第3の躍進」の流れになります。その土台づくりに貢献したい。
 井上 京都では20代と50代で支持が高かったでしょう。ネット選挙解禁で若い人が力を発揮してアクセスも増やしました。中央委員会では「カクサン部」というキャラクターをつくりました。今後も工夫していきたいですね。

ネットの活用党の姿伝わる

 倉林 私のウェブ漫画も好評で、終わってからも反響ですよ。若い人たちは力を発揮して、勝てることを知った。次は勝てるだけじゃなく、勝ったらこんなことができるという実感を、党を大きくしながらみんなと持ちたい。とことんやりまっせ。
 井上 ネットの活用は、それぞれの候補者だけでなく、地方議員や党員も発信していました。マイ名簿で支持を広げようと呼びかけていたことと呼応していましたね。多くの有権者が生の党員の言葉に触れたと思います。共産党はみんな同じことばっかりいっていると言う人もいますが、党員の個性が有権者に伝わるツールができました。

京都民報の役割発揮を

 倉林 今後、国会と京都をつなぐ役割は、ぜひ京都民報に果たしてもらいたい。京都民報の京都政界における影響力は大変大きい。行政マンにはおそれられる存在です。京都における真実を報道する新聞として、ますます役割を発揮してほしい。さらに、政治を動かす新聞として一緒に共同の輪を広げたいな。
 井上 京都民報は選挙期間中もびっくりするような人を登場させて、幅広い人との共同を開拓し、つなげるということをやってくれました。米軍レーダー問題で何度も特集してたたかいを激励しました。ぜひ一層発展させてください。(「週刊しんぶん京都民報」2013年8月18日付掲載)