「無いとこから金とるな」デモ 選挙に行こう、みんなで考えよう、政治を変えよう!――ゾンビに扮装した若者らが21日、「無いとこから金とるな」デモを行い、50人が参加しました。三条大橋に集合し河原町通を南下し、四条河原町交差点を西に折れて四条通を四条烏丸交差点まで行進しました。
 選挙投票日ということもあり、呼びかけのフライヤー(チラシ)にはDEAD OR VOTE(死か投票か)の字が踊り、「ないとこから金とるな」「増税やめたらええじゃないか」「しぼりとるのはやめなはれ」と毎回恒例の「金とるなコール」に加えて「選挙に行こう」「権利を生かそう」とリズミカルなシュプレヒコールで街を行く人に選挙への投票を呼びかけました。
 今回もドラムなどの楽器を先頭にしたにぎやかなデモ隊に、道行く人は笑顔で手を振ったり、カメラを向けて盛んに写真を取るなど注目を集めました。
 昨年5月から4回目となるこのデモは、ツイッターやフェイスブックで若者が中心になって参加を呼びかけています。今回は投票日の数日前に開催を決定し、ネットで呼びかけました。初めての人から毎回常連の人まで幅広い年代の人が参加しました。
 2度目の参加となる26歳の女性は、毎週金曜日の原発の再稼働に反対する関西電力京都支店前抗議行動に毎回参加しています。「関電前でこのデモのチラシを受け取った。いつもの関電前は年齢層が高いが、このデモは参加者が若いし楽しい」と話していました。フェイスブックで開催を知った初参加の女性は「ユニークなデモ。無いとこからカネをとるな、という主張がシンプルで分かりやすい。投票日当日に選挙に行ってと呼びかけることで税制や原発の問題など 生活と政治がつながっていることが道行く人にもよく伝わったのでは」と話していました。(伊塚浩平)