反自民の立場で躍進を

「使い捨て時代を考える会」相談役 槌田たかしさん

 私は約40年間、反原発の立場で活動し、その中で日本共産党とは一定の距離がありました。今回は、京都選挙区だけでなく、比例代表でも日本共産党に期待しています。
 これまでの日本共産党は、中央委員会の方針にそった上意下達の機械的なイメージで、親しめませんでした。しかし、福島第1原発事故後の約2年間で、見方が変わりました。関電京都支店前行動などに来る党員らしき人たちは、1人1人が自分の思いで自発的に参加しておられるようです。また、幅広い市民との共同行動も広がっています。こうした行動をさらに広げてほしいと期待しています。
 多数権力を持つ自民党は「ねじれ解消」と訴えていますが、とんでもありません。やりたいことを無理押ししたいから困るというのなら、「ねじれ」のある方が健全です。自民党圧勝を防ぐ必要があります。そうでないと、利害・打算の党略によって、危険な政局の流動化もありえます。これに対し、「護憲」「脱原発」「反TPP」の立場の人が小異を認め、大同を願って協力する必要があります。その中で、日本共産党にはがんばってほしい。そのためにも、躍進してください。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月21日付掲載)