共に政治変えよう

元「五つの赤い風船」ベーシスト 長野たかしさん

 今年、芸能生活45周年になります。平和・人権・環境をテーマに歌やオリジナルの人形劇を全国の小学校や幼稚園、寺社などで披露しています。
 お寺の御縁で、震災から100日目の宮城県石巻市での百ヶ日法要に呼ばれて、持ち歌の「生きる」「Hardtimes comeaga in no more 」(フォスター)を歌いました。百ヶ日は卒哭忌そっこくきと言い、涙をこれで終わらせるという意味があるそうです。踏まれても雑草のように生き抜いてやろうよ、悲しいことや辛いことはもう私の所に来ないで、とギター片手に避難所や各地の反原発集会で歌っています。被災地へボランティアにも入りました。もう、原発はやめるしかないですね。原発は人間の力の及ぶところではありません。即、廃止しかないと思います。
 共産党が原発に反対していたのは知っていました。実は22年前に高速増殖炉もんじゅ(敦賀市)が稼働された時のイベントに呼ばれたのですが、「人間の管理できない原発」という知識はあったので、仕事を断ったんです。でも積極的に反対とは言って来ませんでした。今度の選挙は黙っていてはいけない。あの事故をなかったかのように言って、原発を再稼働し、さらに輸出するような政治家に日本を任せていてはいけない。今の自民党政治に正面から対抗できるのは共産党しかない。大手マスコミのコントロールにだまされない日本人の良識を信じたいですが、ぼくもあらゆるところで歌い、声を上げて行きたいと廃思っています。今度こそ共産党を大きくして、一緒に政治を変えましょうよ。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月14日付掲載)