業者支援ルールを

「オガワ青果」店主 小川真澄さん

 北野商店街で37年間営業しています。まじめに作ったものが正当な値段で売れない、極端な値下げ合戦が続いています。大型店の競争にはじき飛ばされ、中小業者の営業は大変です。商店街の理事長をしていますが、どの店も売り上げは落ち、私の店で4分の1にまで減っています。
 安倍政権は、「アベノミクス」などで景気回復などと言っていますが、私たちの売れ行きには何かいい影響があるでしょうか。消費税増税をする一方で、法人税減税や労働者の給与を引き下げる施策が並んでいます。こんな大企業や大型店中心の経済の仕組みでは、もっと景気は冷え込み、私たち中小業者の商売はなりたたなくなるでしょう。
 増税なしでもやっていける、そして、中小業者が頑張って作ったものがしっかりと売れる社会であってほしい。そのためには所得を増やしていくことが必要ではないでしょうか。
 日本共産党は増税中止とともに、大企業の内部留保を活用して所得を増やす、中小業者支援のルールをつくるといっています。日本共産党の躍進と倉林さんの勝利で、ぜひ実現をしてほしいと願っています。(上京区)(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月14日付掲載)