思い託せる唯一の党

元京丹後市課長・松井邦行さん

 基地設置予定地がある丹後町宇川地区に住んでいます。京都市内で暮らす娘は、「基地ができたら地元には戻らない」と言いました。非常にショックを受け、安心して暮らせる地元を奪う基地設置を許してはならないという思いを強くしています。
 9日に宇川地区で、米軍普天間基地がある沖縄・宜野湾市の伊波洋一前市長を迎えた講演会がありました。伊波氏は、米軍機オスプレイを例に、住宅密集地の飛行を可能な限り避けるなどの事前の日米合意を守らない米軍の実態とともに、合意の順守を求めない日本政府の姿を明らかにしました。安保のもと米国に従属する日本の実情を実感しました。
 夏の参院選で「米軍基地いらない」という思いを託せるのは、安保破棄を正面から掲げ、アメリカ言いなりの政治と決別できる日本共産党しかありません。
 市議会でも、安保を破棄し外交で世界の平和に貢献するビジョンをもとに、明確に基地設置に反対する共産党議員団に対し、基地設置前提で議論を進める他の政治勢力という構図が鮮明になっていると思います。(「週刊しんぶん京都民報」2013年6月30日付掲載)