片山峻佑くん 能楽師片山伸吾さんの長男峻佑しゅんすけさん(8つ)が16日、京都市左京区の京都観世会館で行われた「能にしたしむ会」で初シテ(主役)に挑みました。演目は伸吾氏も初シテで臨んだ「岩船」。
 龍神の姿となって揚幕から元気に登場した峻佑さんは、よく通る声、思い切りのいい所作で演じ切りました。終演後「ちょっと緊張したけど楽しかった」。観劇した十数人のクラスメートと記念撮影しました。
 伸吾さんは後見こうけんとして舞台の後座あとざから見守りました。「私の小さい時と違ってまったく緊張しない性格なのですが、さすがに今日は緊張していい勉強になりました」と胸をなでおろしました。
 峻佑さんは、3歳で初舞台(「鞍馬天狗」の花見役)。同志社小学校に通い、同校のラグビーチームに所属(ポジションはウィング)。
(写真=練習中の父子、京都市北区の自宅「幽心庵」で)