TPPは国民医療を破壊する 京都府保険医協会は、国民皆保険制度を空洞化させるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加反対の運動の一助にとブックレット「TPPは国民医療を破壊する~韓米FTAに学んだ医療者からの訴え」(かもがわ出版)を発行しました。
 今年5月に行った韓国の医療視察で、韓国とアメリカが07年に締結し、今年3月から発効したFTAが医療に与える影響について実情を調査し、TPPが日本の医療にもたらす影響をまとめた日本初の本です。
 本では7人の医師や事務局員、労組役員が「TPPと韓米FTA」「韓国の医療現場と医療の自由化」「反TPP、反FTA運動の現状」など5章を執筆。韓国で影響が心配されている薬や医療材料費の値上げ、営利病院の建設、民間医療保険の規制撤廃などについて大学病院や民間病院の医師らから取材した内容を紹介しています。
 資料として、韓国の医師がまとめた「韓米FTAは、国民の健康に対する災い」とした論文、日韓の医療制度、財源、診療報酬制度の比較表、韓国の医療制度に対する質問と回答も掲載されています。

 A5判、120ページ、1050円。問い合わせ先は同協会TEL075・212・8877、TEL075・212・0707。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月9日付掲載)