4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。

憲法守るブレない党

 自民や維新の会が領土問題を利用して、ナショナリズムを扇動していることに、危惧の念を抱いています。
 特に、維新の会の反動的役割は、かつてのドイツのナチスを思い起こさせます。
 同党の石原前都知事、橋下大阪市長は、命令と処分で「日の丸」「君が代」を学校に強制するなど、トップダウンでことを押し進めてきた人物です。総選挙公約では、「核武装の検討」を掲げ、憲法9条を真っ向から敵視しています。また、予算編成権や人事権などを内閣へ一元化させるなど、国会をないがしろにして内閣の機能強化を主張しています。
 基本的人権、国家主権も否定し、独裁政治を目指しているとしか思えません。こんな政党の台頭を許してはいけません。
 戦争への危険な流れの中にあって、憲法を守ることを主張してブレない政党、日本共産党は絶対に必要な勢力です。党名を変えたらという意見も聞きますが、誇りを持ってこの名前を掲げ続けてほしい。
 政治家の人気取りやナショナリズムに乗るのではなく、国民は政党の政策を見極めるべきだと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月9日付掲載)