伏見でコンサートと物産展 「東北応援企画 もっと広がれ支援の輪! from 伏見」が17日、京都市伏見区の呉竹文化センターで開催され、雨の中250人が参加しました。伏見地区労、伏見民商、新婦人伏見支部や伏見地域の25の労働組合などで構成する実行委員会が、東日本大震災から618日、伏見で1人でも多くの人たちと共にできる支援をと呼びかけて開催したもの。南法律事務所、京都総評、きかんしコムなどが協賛しました。
 呉竹文化センターの大ホールでは「チャリティーコンサート」が開催され、板東利博実行委員長は「労働組合を中心に多くの地元団体が参加した取り組みです。多くの方々が被災地への支援を続けていただき、1日も早く復興することを願っています」とあいさつ。
 京響分会メンバーによる弦楽五重奏でモーツァルト「アイネ・クライネ・ハナトムジーク」などの演奏や京都教育大合唱サークルの「Oh Happy Day」には大きな手拍子が会場を沸かせました。地元コーラスによる「四季の歌」、長岡京金管五重団によるリズミカルな「となりのトトロメドレー」など、約2時間の名演奏に大きな拍手が贈られました。
 創造活動室には、被災地から届いた大きな大漁旗2枚が正面に吊るされました。支援販売コーナーでは、被災地3県から直送された、ポテト、カステラ、味噌漬け、銀鮭、味醂秋刀魚や塩サバ、イカ唐揚げ、ブリや生姜煮、笹かまや喜多方ラーメンなどが並び、買い物客でにぎわいました。DVDによる大震災当日とその後の復興進捗を伝える映像や仲間支援アニメ「ネコマチッタ物語」などの上映、パネル展示などが行われました。
 参加者からは「時期にかなったナイスの企画ですね」との声も寄せられました。会場に置かれた支援箱には約4万3千円強の支援カンパがよせられ、創造室での物産品では約12万円を売り上げました。すべて現地に復興支援として贈られます。(仲野良典)