きたかみ原発ゼロネット 結成1周年を迎えた「きたかみ原発ゼロネット」は28日、京都市中京区の京都アスニーで学習交流集会を開き、75人が参加しました。
 京都ふるさと再生懇談会世話人の渡邉信夫さんが「脱原発・エネルギー転換と暮らし・まちづくり」と題して講演。「電気は原発なしでも十分足りていた」「日本はエネルギー大国。農村漁村は自然エネルギーの宝庫です」と、視察したドイツの実例を分かりやすく話し、再生可能エネルギーとまちづくり再生の話には、会場から驚きの声も上がりました。
 地域からの交流では、京都に自主避難している若い母親が避難者の実態と原発ゼロを願う切実な訴えを行いました。日本共産党の浜田良之府議の被災地報告、鳳徳・紫竹・室町・KBS労組などによる活動の報告もありました。
 鳳徳学区の地域ゼロネットの会の参加者は「渡邉先生のお話は学区の運動をすすめる上でも大変勉強になりました。参加してよかったと思いました」、新聞を見て伏見区から参加した男性は「渡邉先生の話はとても分かりやすくおもしろかった。またぜひ参加したい。連絡してほしい」と感想を述べていました。
 またある団体役員は「地域で地道に活動が広がっていることはとてもよいことだと思います。地域から社会が変わっていくと思います。継続こそ力なりです。鳳徳の見える活動、いいですねー。大徳寺門前の酒屋って聞けば地域の人は知ってるし。観光の人にもアピールできるし。これは京都の強みですね」と語っていました。
 集会では「きたかみ原発ゼロネット」が脱原発・自然エネルギー社会の実現をめざす個人と団体が自由に参加できること、地域に根を張った活動をしようと確認しました。
 このあと参加者は千本中立売までデモ行進を行い、沿道の人々に「脱原発・エネルギー転換」を訴えました。
 日本共産党の浜田、迫祐仁両府議、玉本なるみ、蔵田共子両京都市議も参加しました。(厨子義則)