ファッションショー 京都市西京区の桂川老人デイサービスセンターは18日、利用者がニットで作成したマフラーや帽子などを着用するファッションショーを開きました。60代から最高齢95歳までの利用者ら15人が、ニットを身に付け、音楽に合わせながら手作りのステージを闊歩(かっぽ)しました。ファッションショーを開くのは初めてのことで、利用者や家族など約50人が参加しました。
 同センターの利用者らでつくるニットサークルのメンバーは、11月に行われる地域の祭りで販売するため、約1年間かけてニット製のマフラー、帽子、セーター、レッグウオーマー、アクリルたわしなど100点を作成。その成果を利用者やその家族、地域に知ってもらおうと開かれたもの。
 ファッションショーでは、利用者と職員がペアになって登場。利用者が若い職員と腕を組んでステージを歩き、司会者から「うちのヨン様といっしょに登場です」「若い男性(職員)と腕を組むのに緊張されております」と説明すると、笑顔がこぼれました。
 ニットで10点以上の作品を作ったという赤井倭さん(83)は、「何十年かぶりに編み物をして、すごく楽しかった。ファッションショーは生まれて初めてのことですごく緊張しました。これからもたくさんニットを編んでいきたい」と語りました。