府民各界各層と共同して「増税ストップ」の世論と運動を進めるための「消費税増税中止の展望を語り合う懇談会」が17日午後6時半から、京都市上京区の西陣織会館6階展示場で開かれます。日本共産党京都府委員会と同党府議団・京都市議団が主催するもの。こくた恵二衆院議員・国会対策委員長が報告し、参加者とともに意見交換します。同懇談会に期待する声を紹介します。

「頼らない」共産党伸びて

片岡医院(山科区) 片岡典正さん

 近年、窓口で医療費自己負担分を支払えなかったり、分割や後払いにしてほしいという患者さんが出てきています。結果的に大半が医院の未収金となりますが、国民の暮らし向きが落ち込んでいる表れだと思います。消費税を10%に増税すれば、こうした状況に拍車をかけ、いよいよ国民から医療を受ける権利を奪うことにもなります。
 また、医療費は消費税非課税で医療機関は患者さんから消費税を受け取れませんが、医薬品・医療材料、医療機器などすべての仕入れに消費税がかかるため、その分は損税となり、医院の経営にもこたえます。
 世論調査でも国民多数が増税に反対する中、増税法を強行した民主、自民、公明の3党には厳しい審判を下すことが必要でしょう。
 そして、「消費税に頼らない」と堂々主張している共産党の議席を伸ばすことが増税実施を中止させる大きな力になると思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年10月14日付掲載)