全国スポーツ祭典・天空のまち高野山を歩く 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは6、7の両日、 秋の特別例会として、「2012年全国スポーツ祭典・天空のまち高野山を歩く」に取り組み17人が参加しました。
 6日午前8時に京都駅をバスで出発し、九度山町の慈尊院前に10時45分に到着。福岡・大阪・滋賀等の仲間と一緒に、慈尊院、丹生官省符神社、丹生都比売神社を参拝・見学して四里石へ。ここからは高野山に通じる表参道の町石道をウオーキングです。
 参道脇には一町(109メートル)ごとに町石が立っています。約1時間半で大門に着きました。大門は一見の価値があります。宿泊は女性が櫻池院、男性は報恩院の宿坊です。食事は勿論精進料理です。夜の全国交流集会ではフラダンスあり、歌あり、民謡ありと酒をたしなみながら楽しい一時を過ごしました。
 7日は宿坊で朝の勤行と焼香に列席しました。大門前で参加者全員(200人)の記念撮影を済ませてから、急坂の弁天道を登りました。前夜の雨で足元を心配しましたが、真っ青な空で絶好のウオーキング日和です。弁天岳(984メートル)~女人堂~金剛峯寺~根本大塔とまわって櫻池院で昼食休憩です。
 午後は奥の院を巡りました。奥の院は世界最大の墓地、墓所でガイドの案内で約2時間程説明を聞きました。武将・大名・宗教の開祖・諸藩の墓地・墓所さらには作家の文学碑・歌人の歌碑そして大企業・諸団体の供養塔などが所狭しと建立されています。東日本大震災の犠牲者の供養塔も造成中でした。一の橋から中の橋に至るまでの奥の院は広大ですが、墓石の中には倒壊しているのもあり供養する人もいないのか何故か寂しげで長い歴史を感じました。「つわものどもが夢のあと」でしょうか。
 今回の祭典に尽力された地元和歌山ウオーキングクラブをはじめ、関係者に感謝しつつ15時に高野山を後にしました。(八木宏)