平和の鐘 京都市左京区静市市原町と野中町にある6つの寺院で構成する「さんが・いちはら」(市原野仏教連合会)では、毎年8月6日、広島に原爆が投下された時間にあわせて、市原町の恵光寺に集まり、広島から送られ恵光寺で守り続けている「原爆の灯」を囲んで、「平和の鐘」をついています。今年も、8月6日、各寺院の住職と檀家、地域住民30人が集まって、「平和の鐘」を突きました。
 「さんが・いちはら」では、昨年3月の津波と原発事故による被災者への支援募金を檀家や地域住民に募り、被災地へ送る活動に取り組んでいます。今年の「平和の鐘」でも、戦争や原爆による犠牲者とともに、東日本大震災・津波による犠牲者への追悼と合わせ、核兵器廃絶、原発ゼロへの思いを込めて鐘を突きました。
 みんなで「平和の鐘」を突いた後、恵光寺の本堂で、恵光寺住職の岸野亮淳師の「感話」(今感じていることを話す)を聞きました。岸野師は、今年3月1日、焼津で開かれたビキニ実験の犠牲者である久保山愛吉さんの追悼式典に参加しての感想を交え、宗教者としての「脱原発」への思いを語られました。日本共産党から樋口英明市議が参加しました。(梅木紀秀)