神田芳明さん 「♪ぼくらのまちにもきれいな広場があったらみんなで手をつないで走れるのにな/ノーモア原発、早い除染、ぼくらに安心ください」。大飯原発の再稼働撤回を求め、市民ら190人が参加した13日の関電京都支店前。右京区から参加した神田芳明さん(57)は、子どもたちの遊び場を奪った原発への怒りをフォークソングにのせて訴えました。
 歌は、70年代の公害問題を子どもたちの目線で告発した黒坂正文さん作詞・作曲の「広場と僕らと青空と」を、福島事故の状況に置き換えて替え歌したもの。
 神田さんは、中学校の数学教諭。福島の子どもたちが高い放射線量のため屋外で思い切り遊べない状況が続いていることにいてもたってもいられず、学生時代からの趣味のギターを抱えて駆け付けました。「福島では、放射能汚染への不安で将来健康な赤ちゃんを産めるだろうかと悩む女の子がいます。そんな状態を放置したまま、なぜ『再稼働』などできるのか。京都から声を上げ続けたい」。