大飯原発再稼働反対 大飯原発3、4号機の再稼働の撤回を求める宣伝と署名活動が11日、京都市下京区の関西電力京都支店前で展開されました。労組や民主団体などでつくる「原発ゼロをめざす府民ネット」(準備会)が呼びかけたもの。
 マイクを握った京都総評の岩橋祐治議長は、「関電は電力供給に責任を持て。関電の住民の命を顧みず利益を優先する姿勢に断固抗議する」と訴えました。
 日本科学者会議京都支部の宗川吉汪事務局長は、福島の原発事故を人災とした国会事故調の報告前に再稼動が強行されたことを批判し、「再稼働すれば、反対世論が収まると思っているようだが、官邸前デモの様に再稼働反対の声はますます大きくなっている。さらに再稼働NOの声を上げていこう」と呼びかけしました。
 日本共産党の井坂博文京都市議や新日本婦人の会京都府本部の森下総子会長らも再稼働の撤回を訴えました。
 署名した滋賀県長浜市在住の大学生(21)は、「住んでいる所は県北部です。国は、ぼくたちのような原発近くに住む人の安全など全く考えていないと思う。再稼動には全く納得できない」と話していました。