山科平和を守る会は3日、2012年度定期総会と結成50周年・再建20周年記念のつどいを行い、50人が参加ました。
 午前中の定期総会では次の活動方針が提案されました。(1)憲法の基本、平和・生命・生存・生活が保障される社会を(2)原発稼働停止から原発ゼロへ大きなうねりを(3)「核兵器全面禁止アピール」署名の飛躍を(4)普天間基地の即時閉鎖、辺野古新墓地反対を(5)安保破棄・半世紀を超える屈辱を断ち切ろう、の5つの課題と情勢に見合う仲間づくりを満場一致で採択しました。
 来ひんとして京都平和委員会の戸田理事長と日本共産党の原俊文衆院京都2区予定候補があいさつしました。午後からは大正琴の演奏に続き「記念のつどい」が行われました。
 50年間の活動について、ベトナム戦争でアメリカを敗北させ、イラク侵略の誤りを認めさせ、クラスター兵器禁止条約の調印、核兵器廃絶の展望が見えるまでの情勢をつくりあげてきたこと、そして憲法を1字1句も変えさせなかったことにふれ、大きな確信をもって、新たな51年目をスタートしようと呼びかけました。
 つどいには日本平和委員会の千坂事務局長も参加され「安保条約をなくしてこそ、平和も暮らしも展望が開ける」と記念講演。「うたごえ運動に生きて40年」の森みちさんの平和を願う素晴しい独唱は、会場を魅了しました。(西川忠男)