関西建設アスベスト京都訴訟弁護団(村山晃団長)は26日の午前10時から午後4時まで、「一斉アスベスト相談」を行います。
 この取り組みは、建設業従業者のアスベスト(石綿)被害について全国6地裁で裁判が行われている中、全国でまだ埋もれていると予想される建設業従事者のアスベスト被害を掘り起こすため行われるものです。
 同弁護団によると、アスベストは建材や船、自動車のブレーキやクラッチ、ボイラーの被覆などにも使用されており、建設作業や解体現場、倉庫業、自動車の修理・解体現場で労働していた場合、アスベスト被害にあった可能性があります。アスベストが原因で中皮腫、肺がん、石綿肺、びまん性胸膜肥厚、良性石綿洪水といった病気になるおそれがあり、その原因がアスベストにあると国に認められると、労災保険による補償、石綿健康被害救済法による給付、健康管理手帳による無料検診などを受けることができます。
 相談内容は、健康被害や労災保険・石綿救済法の申請に関すること、健康管理手帳の交付、国や企業に対する損害賠償請求に関することなどです。弁護士が相談に応じ、相談は無料。
 当日の電話番号は075・256・1891(京都法律事務所)、06・6361・1600(大阪・民法協)。
 問い合わせは、関西建設アスベスト京都訴訟弁護団(弁護士・福山和人TEL075・256・1891/FAX075・231・8506/hukuyama@kyotolaw.jp)へ。