かみじょう候補 日本共産党の京田辺市議会報告懇談会が28日、同市で行われました。同党京田辺市議団5人全員に加え、党府議団から前窪義由紀、山内佳子両府議も出席し、市民ら50人近くの方が参加しました。
 かみじょう亮一京都6区予定候補があいさつし、福島県小高地区でのボランティア活動の報告や、新しく発行した日本共産党の「経済提言」を要約した「消費税に頼らない別の道」リーフの中身などを紹介しながら、国政を変えるためにぜひ日本共産党を大きく伸ばしてほしいと訴えました。
 水野恭子京田辺市議が、同市3月議会について、実現した成果を紹介するとともに、介護保険料の大幅引き上げや住民税増税などの問題点、災害廃棄物受け入れ決議の採決強行などにふれながら報告。山内佳子府議が、3月府議会の内容について詳しい資料集にもとづいて、住民要求の実現や原発再稼動問題、原子力災害対策、がれき問題の決議について、報告しました。
 懇談では、参加者から「震災がれき処理は国が責任をもってというが国が本当に責任をもてるのか、信用できない」「府会ではがれき決議に賛成し、京田辺市議会や京都市議会では反対している。どういう違いがあるのか」などの声が出され、これには前窪義由紀京都府議と塩貝建夫京田辺市議がそれぞれの議会での議論の経過や問題、また取り組みなどについて具体的に紹介しました。
 また介護保険料の大幅引き上げをめぐって多くの意見が出されました。「もう高齢なので先日、思い切って車の免許を返上した。しかしそれからは交通の便で困っている。保険料は引き上げられたのに公共バスの無料パスなどは実現できないのか」「介護保険を利用しようとすると、どうやったらいいのかわからない。誰に頼んだらよいのかなど、利用するときの方法をわかりやすいものにして欲しい」「介護保険料が引き上げられたが、必要なときに利用できるのかという不安がある。今は病院も3カ月たったら退院させられる。一人ひとりの実例を見ていると何のための介護保険なのかと思う。必要なところで利用ができていないのではないか」などの意見や要望が出さました。(青木綱次郎)