日本共産党が2月7日発表した「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」と同党の志位和夫委員長を迎えて開く「日本と京都の暮らしと経済を語り合う懇談会」(7日13時、ウェスティン都ホテル京都)への各界の期待の声を紹介します。

提言をぜひ実行へ

 消費税増税には、絶対反対です。
 民主党政府が「社会保障と税の一体改革」など称して、消費税の大増税と合わせて、社会保障の改悪を進めようとしています。これに対して共産党が、消費税を増税しなくても、社会保障の充実ができるし、財政危機も打開できると「提言」を出してくれました。実にタイムリーです。
 中味も、一番いい方向だと思います。特に、社会保障の充実と国民の所得を増やす経済改革を基本にしていることに大賛成です。
 私たちの組合は、京都駅近くで、生鮮食料品を中心にした中規模のスーパーを営んでいます。97年、消費税が5%になったとき、売り上げは本当に落ち込みました。10%になれば、私たちのような中小の店はつぶれるしかありません。消費税が上がれば結局、所得税や住民税の税収が落ち込み、そのためまた消費税を増税するという悪循環に陥いってしまうだけです。
 雇用の安定や賃金引上げなど、国民の所得を増やすことで景気を良くし税収も増やす、社会保障の財源も確保していく、共産党の提案は、実に理にかなっています。
 共産党に注文をつけるなら、スピーディーな実行力です。7日の志位委員長との懇談会には出席して、このことをお願いしたいと思っています。(「週刊しんぶん京都民報」2012年3月25日付掲載)