八幡市の堀口市長は3月議会最終日の29日、子どもの通院医療費を7月から無料化するための条例案を提出しました。同条例案は閉会中審査を経て6月議会冒頭で議決する運びとなりました。
 子どもの医療費をめぐっては、3月議会で活発な議論が行われました。日本共産党議員団が9月から無料化する条例案を提出。これが契機となって、一般質問への答弁で、市長が7月から無料化する考えを表明し、6月議会で条例提案すると述べました。
 しかし、日本共産党が、「6月議会での提案、閉会日での議決」では、無料化のための医療証発行が間に合わず、一定期間は助成分をあとから払い戻す償還払い方式とならざるを得ないことを指摘して各会派と協議。市長の条例提案を3月議会に前倒しして、準備期間を確保することとなりました。
 日本共産党提出の条例案と合わせて、所管の文教厚生常任委員会で閉会中の4月6日に審議されます。(山本邦夫)