原発ゼロアクションin舞鶴 東日本大震災と原発事故から1年になる3月11日に府内で若狭湾の原発群から最も近い舞鶴市から原発ゼロを訴えようと、「原発ゼロアクションin舞鶴」(同実行委員会主催)が開かれます。同行動に向けて大地震による原発の危険性を学ぼうと25日、同市内で竹本修三京都大学名誉教授を招いた学習会が開かれ、110人が参加しました。同実行委員会、自由法曹団京都支部が共催したものです。
 竹本教授は、福島第1原発事故で全電源が喪失し、冷却装置が作動しなかったことについて、「地震の時点で送電線鉄塔が倒れていた。津波だけが原因じゃない」と指摘。国会事故調査委員会で、原子力安全委員会の斑目委員長が安全対策の不備を認めたとのべ、「安全対策を任せておくわけにはいかない。本当に安全かチェックしていくことが必要」と述べました。
 また、若狭湾の原発群について、活断層の真上、近辺に立地していると指摘。「地震は活断層のないところでも起きる。さらに、10メートル離れたところで別の揺れ方をすることもあり、原発の一つ一つの部品が耐えても、構造全体で耐えられるかわからない。危険な原発は一刻も早く止めるべき」と強調しました。
 府北部各地から集まった参加者はエール交換し、「この機会に府北部全体で避難路や防災を考えたい」「福井県の集会とともに集会を大成功させ、原発を挟み撃ちに」などと訴えました。