京田辺市が14日公表した同市の2012年度一般会計予算案で、新規事業の1つに「学校給食等放射能検査事業」として約71万円が計上されました。
 同市では、昨年の12月議会で「食品の放射能測定機材を購入して検査体制を確立し、給食食材の放射能検査の実施を」などを求める請願が提出され、全会一致で趣旨採択されています。今回、それを受け市は2012年度より、市内の全小学校と保育所の給食を対象にした放射能検査を実施するものです。同検査は外部の検査機関に委託して行われる予定になっています。
 また、同予算案では、長年多くの市民が求めてきた学校図書館への専任司書配置が実現しました。市内全中小学校12校に、計4人の専任司書を配置し学校図書館の充実を図るものです。
 また市南部で深刻になっているイノシシによる農作物被害の対策として、昨年12月議会での補正予算に引き続き、防護柵を5キロにわたって設置するための予算や、市内8小学校60カ所に洋式トイレを設置するための予算なども盛り込まれています。