ストップ再稼働 関西電力の大飯原発の再稼働へむけた動きが加速する中、全労連近畿ブロックと全労連加盟の京都など近畿2府4県の労働組合は9日、関西電力本店前(大阪市北区)で「ストップ再稼働。福井の原発はすべて廃炉に」と訴えパレードしました。近畿各地から約220人が参加しました。
 「原発をゼロに。自然エネルギーへの転換を」などと書かれた横断幕やのぼりを掲げた参加者は力強くシュプレヒコールを上げ、沿道を行き交う人たちにアピールしました。関電本店前で原発の廃炉を求めて座り込んでいる市民団体のメンバーと、互いにエールを交換する場面もありました。
 パレードに先立って大阪市中央公会堂(北区)で行われた集会では、元京都大学原子炉実験所助手の岩本智之さんが記念講演。また、2府4県の代表が原発ゼロにむけた取り組みを報告しました。京都を代表して報告した京都総評の梶川憲事務局長は、5日投票の京都市長選で「原発いらない」と大きな共同が広がったことを紹介し、「(市長選で)脱原発市長をつくろうと寄せられた思いを受け止めて、(脱原発へ)全力をあげます」と決意を述べました。 
 パレード後には、2府4県の代表が、関電本店へ福井県の原発の廃炉とエネルギー事業の抜本的見直しを求める要請と署名7537人分を提出しました。