中村氏 脱原発を世界に発信

門川氏 原発容認発言くり返す

府民大集会 若狭原発群(14基)から30~80キロ圏内にある京都市。原発・放射能汚染に対する市民の不安に応えることが問われています。
 門川氏は、原発再稼働問題に関して、「国が判断するもの」と無責任な答弁を繰り返し、「原発の安全性を確保するよう国に働きかける」と原発容認の発言してきました。門川氏が10日に発表したマニフェストでも「脱原発」は明記していません。
 中村候補は、「脱原発宣言を世界に発信する」と公約を発表。関西電力の株主総会で脱原発を訴えることや、▽原発再稼働反対▽10年以内に原発ゼロ▽子どもを放射能から守る▽モニタリングポストの増設や、食品検査体制の充実▽放射能汚染された災害廃棄物の受け入れ拒否▽再生可能エネルギーの普及促進│などを訴え、共感が広がっています。

放射能から市民守って

地球環境保護団体「GAEA」執行委員 森口亮さん(38)

 「ガイア」は地球の自然環境に大きなダメージを与える大量生産、大量破棄型の社会を見直そうと訴えている環境NGO団体です。メンバーの多くがアーティストで、旅や芸術といった手法で若者への啓発活動を行っています。10日に市長選の公開討論会を開きました。中村和雄さんと門川市長の政策を討論し、100人以上の若者やアーティストが真剣に聞き入りました。
 そこでテーマになった、原発・放射能汚染の問題は深刻です。5歳と6歳の子どもを育てていますが、汚染された日本で安心して子育てできるのか不安でいっぱいです。
 中村さんはキッパリと脱原発を掲げ、給食などの放射性物質の検査体制充実を示してくれました。放射能への不安に対し、親身になって聞いてくれ、誠実な人柄だと感じました。
 討論会の感想では、中村さんに好印象を持った方や政治を身近に感じたという意見がたくさんありました。私の個人的意見としては、京都から脱原発を発信し、自然エネルギーに転換していくためにも、中村さんに市長になってもらいたいと思っています。そして全市民が参加する市政を目指したいです。

「週刊しんぶん京都民報」2012年1月22日付掲載)

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