年金者組合旗開き 全日本年金者組合京都府本部(山崎彰委員長)は11日、京都市左京区の京都教育文化センターで旗開きを行い、22日告示の京都市長選で「市政刷新の会」の中村和雄候補の勝利に向けて全力をあげて支援することを誓い合いました。
 山崎委員長は、野田内閣が進める年金給付額の引き下げや給付年齢の引き上げなど、「税と社会保障一体改革」を弱者切り捨てと厳しく批判。これに反対する署名を集めるなど大運動を展開する決意を述べました。また、こうした下で行われる京都市長選について、「全組合員で勝利に貢献したい。中村市長で世の中を大きく変えたい」と訴えました。
 駆けつけた中村さんは、脱原発、京都の雇用と経済を立て直す公契約条例の制定、地域のことを地域で決める区民協議会の設置など、「市政刷新プログラム」を丁寧に説明。現市長の門川大作氏が10日に発表したマニュフェストについて、「原発を全て無くす、脱原発を国や電力会社に求めるとは書いていない、公契約基本条例を掲げているが中身は何も書いていない」と同プログラムとの明確な違いを指摘。「震災・原発事故があり、みんなが政治に悩んでいる。京都から新しい日本を一緒につくっていきましょう」と呼びかけました。
 また▽組合員のあらゆるつながりを生かして中村候補支持を呼びかける▽18日に府立体育館で行われる「中村和雄と1・18 1万人の市民集会」への参加を呼びかける─など5点の行動提起があり、参加者で確認しました。
 京都高運連の岡本康代表、全日本年金者組合の松井幹治中央副委員長、市政刷新の会の出口治男代表があいさつし、中村市長実現を訴えました。原発ゼロや国保料の引き下げなどの要求と活動の報告も行われました。