福知山市長と同市議会議長は6日、アメリカのオバマ大統領に対し、米が昨年11月に核実験を実施したことに対する抗議文を送りました。
 全文は以下の通り。


 本日、御国が昨年夏および11月に核実験を実施した旨の情報を受けました。世界中の核実験への講義を無視し、核兵器廃絶と平和を願う人々の思いを踏みにじる遺憾な行為であり、厳重に抗議するとともに、即刻中止を求めます。
 福知山市は、1985年に核兵器の全面禁止と廃絶に関する議会決議を、1987年には恒久平和年宣言に関する議会決議を、1998年6月には全ての核兵器廃絶を求める決議を採択し、市民一人ひとりの願いとして、あらゆる国の核兵器廃絶と全面核軍縮による恒久平和の実現を訴え続けています。
 核実験の継続的な強行は、核実験の国際的な拡大を促し、核軍縮への国際的気運を阻害するもので、いかなる理由を以てしても許されるものではありません。
 世界に多大な影響力を持つ御国が、核軍縮においても指導的役割を果たし、核兵器の廃絶と恒久平和、地球環境保全のために最大限の努力をされますよう強く要請いたします。

日本国京都府 福知山市長 松山正治
福知山市議会議長 野田勝康