日本共産党伏見青年後援会 日本共産党伏見青年後援会は20日夕、にぎわう大手筋商店街で、厳冬を迎える東日本の被災者に毛布を届けようと街頭募金を訴えました。
 幟と募金箱を持ち、ハンドマイクで呼びかけた山根智史さんは、8年前から労働相談や青年の雇用確保と生活保障のために頑張ってきたことや東日本大震災の被災地でのボランティア活動に2回従事し、現地の人達の住居、食料、医療など切実な訴えを身をもって実感していることを報告。「これから東北は厳冬期を迎えます。仮設住宅の防寒のための二重窓や壁の補修、さらに毛布や布団の配布など自治体はしていますが、支給が遅い。少しでも役立てばと毛布やお布団など送りたい。ぜひご協力を」と訴えました。また、現地で医者や介護士、看護士らが足りない状況を話し、普段から医療や福祉への備えを充実することが必要だとのべ、「京都市の保健所の統廃合をやり消防団のリストラの対象とし、また原発も遠いから問題ないとか、琵琶湖は水量が多いから放射性物質は薄まると言っている市政では市民のいのちと健康が守れません。京都市でも市民のいのちを最優先にする行政、議会にするため頑張ります」と元気に訴えました。
 同青年後援会の森田健嗣さんは5月に陸前高田市、8月に石巻市にボランティア活動でいったことを報告。「これから厳しい季節。たとえ醤油一本、サラダ油一本でもたくさん送りたい」と訴えました。
 多くの帰宅者や買い物客が救援募金に応えたり、チラシを受け取りじっと聴き入る人が見られました。地元で暮らす年輩の女性は「被災地に親戚がいるんです。1人助かりましたが他は今だに行方不明です。大きな建物を造るよりももっと今の厳しい生活に直接役立つことをしなあかん。私は少ない年金生活ですが何回も募金してきました。こんな人間もいることを知ってほしい」と切々と語っていました。(仲野良典)