戦前・戦後・今日の労働運動を語る 戦前の日本共産党や労働運動の指導者であった国領五一郎らが西陣織物労働組合(西労)を1921年1月に結成して90周年を記念し、13日、京都アスニー第2研究室(京都市中京区)で「戦前・戦後・今日の労働運動を語る─90周年・記念学習・講演会」がひらかれ、40人余が参加しました。
 日本共産党府委員会を代表して平和運動部長の浜田良之府議が挨拶。続いて、総評議長の岩橋祐治氏が講演し、「戦前の労働運動はまさに命がけの闘いだった。国領五一郎はその先頭に立った。戦後は、アメリカ占領軍の弾圧に対する闘いだった。その後、労働運動は高揚期を迎えたが、労働界の右翼的再編や大資本中心の悪政の続くもとで、困難を迎えたが、今こそ、新たな歴史的転換点に立って労働運動の再生と飛躍を勝ちとろう」と気迫を込めて語りました。
 小林竜雄京都市職労委員長が、「京都市長選情勢」について特別報告しました。
 討論では、坂根繁氏(元西労委員長)が「戦後の西陣織物労働組合運動の歴史から学ぶもの」、河合秀和氏(党北地区委員長)が「国領五一郎の闘いを今日に生かす道」、席上からも「非正規労働者」問題パンフの普及をなどの発言がありました。
 最後に、松下嵩西陣労組委員長が学習講演会のまとめの発言を行いました。
 なお、中村和雄さんからの激励メッセージが紹介されました。
 司会は、迫祐仁府会議員が担当、玉本なるみ市議も紹介されました。(若宮修)