市政要求懇談会 日本共産党宇治市議団は9日、宇治市生涯学習センターで「市政要求懇談会」を開催しました。
 同市議会副議長の宮本繁夫議員の司会で開会。水谷修議員団長が、“野田悪政暴走内閣”に対する新しい政治の流れが起きていると、情勢報告をかねてあいさつ、山崎恭一議員が、防災のまちづくりや保育所入所待機児問題など9月議会の論戦の要点を報告しました。
 開会中の府議会決算特別委員会から駆けつけた同党の前窪義由紀府議が、原発問題に触れない他党派を厳しく批判し、耐震助成の前進などくらしを守る同党の府議会での活動を紹介しました。
 参加した市民からは、高すぎる国民健康保険料や国民年金納付額の問題をはじめ、住宅リフォーム助成制度実現、放課後学童保育の充実、平和の取り組みを求める要望が出されました。また、天ヶ瀬ダム関連工事のずさんさなど、安全についての切実な願いが訴えられました。
 意見が集中したのは「集会所再生プラン(初案)」についてです。集会所運営委員をしている人が、プランを運営委員長からもらっていたが、何のことか今日初めてわかったと発言。町内会の役員に再生プラン冊子を配る必要がある、などの要望も出ました。さらに、集会所を造ってほしいという地域もある、この案では、使い勝手が悪くなる、地元の負担が増えるのでは、拙速にやるのではなく、時間をかけて市民に周知し意見を十分集約してやってほしいなど、市のやり方への不満が出されました。
 懇談会には、坂本優子、木沢浩子、渡辺俊三の各議員も参加しました。 
 2時間に及ぶ懇談を終えて、議員団は、市民の要求をしっかり受け止めて、悪政に対峙して、12月議会にのぞみ、来年度予算要求をねりあげていくことを参加者に表明しました。(W)