原発ゼロをめざす「京都アピール」の呼びかけ人9氏は26日までに、賛同・メッセージが次つぎと寄せられていることを明らかにしました。同アピール事務局が発表しました。
 第1次賛同者として公表された学者・研究者は、地震学者で京都大学前総長の尾池和夫・国際高等研究所研究所長、放射能測定の専門家である小出裕章・京都大学原子炉研究所助教、環境経済学会の中心として活動している植田和弘・京都大学経済学部教授、元財務省神戸税関長の一方井誠治・京都大学経済研究所教授、元(財)地球環境戦略研究機関副所長代行の松下和夫・京都大学大学院地球環境学堂教授、間宮陽介・京都大学大学院人間・環境学研究科教授ら。
 賛同メッセージでは、「私は京大の出身です。京都からこの発信をなさったことに大きな意義を感じます」(安富歩・東京大学東洋文化研究所教授)、「毎年のように古美術研究の引率で行っていた京都。ぜひ日本の文化財を放射能汚染から守ってください」(吉澤和芳・武蔵野美術大学元絵画研究室助手)などの全国からの京都への期待の声や、「原発から、年々排出される膨大な使用済み核燃料と放射性廃棄物を、何万年にも亘る長期間、安全に管理する術を人類はもっていない」(加藤利三・京都大学名誉教授)との専門的な意見も寄せられています。