原発懇談会 日本共産党左京、東両地区でつくる京都2区本部は23日、京都市左京区内で同党の宮本岳志衆院議員を招き原発事故の放射能汚染への対応について考える講演会を開きました。
 宮本氏は、同党が野田佳彦首相に提出した「大震災・原発災害にあたっての提言(第3次)」(7日)について説明し、子どもの被ばくについて、「子どもには原発を建設した責任もない。未来を担う子どもには特別の対応が必要。さらに被ばくを増やさないためにも、原発ゼロを早く決断すべき」と訴えました。
 立命館大学非常勤講師の小野英喜さんが、人体や食品への放射線の影響について解説。「子どもはより年齢の低い、子宮内のときや卵細胞・精子のときほど放射線の影響を強く受ける」と指摘しました。
 講演後、参加者から「京都でもホットスポットなどないか、外出して大丈夫か」「食品の除染を家庭でできないか」などの質問が次々と寄せられ、宮本、小野両氏が回答しました。
 同党の原俊史京都2区国政委員長・左京地区委員長が閉会のあいさつで「原発は政治の責任で取り組まなければならない課題だ。子どもの命と国民の食を守るため、総選挙で前進すべく全力をあげる」と訴えました。