亀岡母親大会 第47回亀岡母親大会が8日、亀岡市の亀岡厚生会館で開かれ、日本科学者会議京都支部の宗川吉汪事務局長が「原発事故と放射能障害」と題して講演しました。
 宗川氏は、原子炉が長崎型原爆で使用するプルトニウムをつくるために開発された技術だと指摘し、「生まれた当初から危険なものとしてできた。なくさなければならない」と述べました。
 放射能による人体や食品への影響について解説。政府が発表している被ばく許容量について、「一般人の年間許容量の引き上げを策動するなど、第2の『安全神話』を振りまこうとしている。しかし、具体的にどれほど被ばくすれば人体に影響が出るか、はっきりと研究結果は出ていない」と指摘しました。
 その上で、被ばく許容量は科学的基準で決まるものではなく、社会的メリットとデメリットで決まると述べ、「原爆や原発の出す放射能に何のメリットもなく、許容量はゼロだとはっきり訴えて政府、東電に謝罪と責任を行わせるべき」と訴えました。
 会場ではバザーも行われ、参加した「民主市政の会」推薦の亀岡市長候補・松野よしひで氏が、参加者を激励しました。