年金者組合文化作品展 年金者組合伏見支部は3日、京都市伏見区所深草支所で「文化作品展」を開催しました。毎年開催されており、今年で10回目。60歳代から80歳代、90歳代までの男女42人が、約150作品を出展し、レベルも高くて質量とも過去最大の催しとなりました。
 作品は、水墨画、油彩画、水墨画、版画から塗り絵や貼り絵などの絵画、軸物や額物の書、写真、パッチワークや布草履、リサイクル洋服など手芸、折り紙など部門も多種多様。伏見支部支部長の渡辺和弥さんは「組合員の生活から生まれた作品ばかり。ほんとに高齢者の意気込みというか、どれも質の高いものばかりで、見ればみなさん張り合いがあって元気がでますし、こころなごみます」とニコニコ顔で話します。
 会場の飾り付けや作品の設定作業などに20人ほどが集まり、にぎやかに準備。名札や題名カードや案内チラシもきちんと用意された立派な展示場となり、同支所に訪れた区民がたくさん立ち寄って鑑賞していました。「なかなか上手で丁寧に仕上げてある」、「ほんまに単にお年寄りの趣味以上の出来映えですごいですね、感心しますね」「このきれいな折り紙、複雑でうまく折ってる」などの声が寄せられていました。同展示会は地域に定着し、伏見地域の文化・芸術の発展に貢献しており、何よりも地域の高齢者のみなさんの励みともなっています。展示は6日(木)までの午前9時から午後5時まで(最終日は午前中のみ)。(仲野良典)