亀岡市長選に松野氏 10月16日告示、23日投票の亀岡市長選で、日本共産党も参加する「市民本位の明るい民主市政をつくる会」は19日、同会顧問・日本共産党京都市会議員団事務局長の松野好秀氏(58)を擁立すると発表しました。
 この日、記者会見で同会の高向吉朗代表委員は、前回市長選に同会から無所属で出馬し、健闘した松野氏に立候補を要請した経過を説明しました。
 松野氏は、同会が取り組んだ市民アンケートで「年金暮らしで国保料が高く医療費が払えない」「震災で仕事がなくなっている」など暮らし向きの悪化を訴える声が多いと指摘。「市民の悲鳴に市政は応えるべきだ。住民の安心安全と福祉を増進する地方自治の役割が重要になっている。住民本位で市政をすすめ、くらしと生業(なりわい)を応援する亀岡を実現したい」と訴えました。
 また▽地域循環型経済を目指す▽歴史・文化遺産や特産物などを生かし観光振興▽生存権・幸福追求権、住民の福祉の増進▽住民への参加・公開―など4つを柱にした政策案を発表。意見を呼びかけました。
 市長選にはすでに現職の栗山正隆氏(66)が立候補を表明しています。

 松野氏の略歴は次の通り。
 1953年、大阪市生まれ。京都大学法学部卒。千代川小学校PTA会長、日本共産党口丹地区委員長、同党府議団事務局長などを歴任。現在、「民主市政をつくる会」顧問、日本共産党党京都市議団事務局長。