伏見母親大会 伏見母親大会が17日、伏見区の呉竹文化センターで行われ、80人を超える参加で開催されました。今年のテーマは「原発を考える! 京都に近い若狭に14基の原発が」。
 開会あいさつで京都母連副会長の山際和代さんは、「全国母親大会が福島であって次は広島で会いましょうと昨年いって別れたんです。まさか美しい福島であのような大災害がおこるとは思ってもいませんでした。原爆と原発となにかつながっていたのかと思いました」と述べるとともに「原発NOの声を府や市に申し入れる運動をすすめていますが、一番早いのは今度の市長選で市長を変える。市長が変われば私たちのさまざまな願いも受け止めてもらえる」と訴えました。
 記念講演は京都府下各地で原発のしくみとその危険な本質などをわかりやすく講演している市川章人さんが、「原発問題の正確な理解のために…危険を正しく知って、正しく怖がり、正しく対処しよう」と題して話しました。
 市川さんは、「放射線は臭いもなにもなく、私たちの5感ではとらえることはできないんです。ただ正確な正しい知識でしか知ることができないんですよ」と述べ、「福島で何が起こっているのか」、「事故は犯罪的な人災である」、「被爆がもたらす被害の特徴、特に子どもへの被害甚大などを述べました。
 そして京都はどうなのか、それが密集している原発銀座と呼ばれている若狭は世界一無謀で危険な原発であることを警告。府の「原子力防災のしおり」では放射線の危険性を述べず、体内被爆と体外被爆の説明もなく、防災地域を10キロから20キロにしただけで風向きなど考慮もしていないなどお粗末きわまりなしと批判。
 また京都市防災対策総点検委員会の「中間報告」が、福島原発で起こったようなリスクはかなり少ないと科学的根拠なくのべ、「琵琶湖方面へ放射性物質が飛散しても、琵琶湖の水量が多いので水中で薄まるなど」とする内容になっていることに対し「科学的な観点まったくなし」と厳しく批判しました。
 そしてマスコミは各地で行われている脱原発や反原発の集会やデモなど一切報道しないし、科学的な報道でもそれは都合のいい部分しか報道しないやり方でまったく30年来変わっていない。だからこそ私たちは脱原発の運動を広く大きくすることがいかに大切かを訴えました。
 福島市から伏見に子どもと避難生活している母親からは「ただ子どもを放射能から守るために避難したんです。京都は福島県からの避難者多いんです。そして今は「桃山東共同宿舎避難者同士で「ふれあいの会」をつくって手をつなぎ、励まし合っています。被爆から子どもたちを守るための情報を現地に発信するなど精力的に活動しています。脱原発の運動、共に頑張りたいです」と元気な発言もありました。
 また、石村和子さんが先日の敦賀原発視察ツアーでの写真パネルを披露しました。最後に伏見母親大会代表の中地フキコさんから、「全国にある原発を廃炉にし、安全で再生可能なエネルギーの開発普及に取り組むよう国や府に要請していきましょう」など脱原発を訴える「大会アピール」が提案されました。(仲野良典)