綾部市議会は1日、「原子力発電に依存しないエネルギー政策の確立を求める意見書」を全会一致で可決しました。
 意見書は、福島第1原子力発電所の深刻な事故について、「綾部市は、14基の原子力発電所が立地する若狭湾に近接し、高浜原子力発電所から半径20キロメートル圏内に市民約2000人が住み、大飯原子力発電所から半径20キロメートル圏内にも約70人が住んでいる。私たち綾部市民にとっては今回の事故は決して他人ごとは思えない」「日々原子力発電所事故に対し不安と危機感を覚えている」と指摘。国に対し、「期限を決めて原子力発電から脱却し、代替エネルギーへの転換を促進し、それらによる新たなエネルギー政策を定めること」など5点の実施を求めています。