京滋キリスト者平和の会(榎本栄次会長)は26日、米国が昨年11月と今年3月に核実験を実施したことに対し米政府と在日アメリカ大使館に抗議文を送りました。
 抗議文は、核実験はオバマ大統領が2009年4月にチェコのプラハで行った「世界で唯一核兵器を使用した国として、核兵器を廃絶する道義的責任がある」とした演説や、昨年5月のNPT(核拡散防止条約)再検討会議の合意である「核兵器のない世界の実現」にも逆行し平和を壊す行為であると指摘。「敵を愛せ」と教える主キリストに従う信仰と2度の原爆を体験した国民として、今回の実験は絶対に許すことができないとしています。
 そして全ての核実験の停止・核開発計画の放棄・包括的核実験禁止条約の批准・核兵器全面禁止条約の実現のため努力をただちに始めることを要求しています。