米国が2010年11月、2011年3月に未臨界核実験を行ったことが明らかになった23日、福知山市の松山正治市長と野田勝康同市議会議長は「核兵器廃絶と平和を願う人々の思いを踏みにじる極めて遺憾な行為」とする抗議文を同国大使館に送付しました。
 抗議文では、同市が「核兵器の全面禁止と廃絶に関する議会決議」(1985年)や「恒久平和都市宣言に関する議会決議」(1987年)、「全ての核実験禁止と核兵器廃絶を求める決議」(1998年)を採択してきたとして、「あらゆる国の核兵器の廃絶と全面核軍縮による恒久平和の実現を訴え続けています」と述べています。
 また、「核兵器の廃絶と恒久平和、地球環境保全のために最大限の努力をされますよう強く要請」と訴えています。