帝国データバンク京都支店が10日発表した、4月度の府内企業倒産件数は32件(負債総額48億3200万円)となりました。
 前月から、倒産件数は増減なし、負債総額は5.6%(2億8900万円増)とわずかに減少しました。
 倒産の主要因は「景気変動」が29件(90.6%)と微増。資本金別では個人経営の倒産が59.4%(19件)となりました。業種別では「食品」が31.3%(10件)で1年3カ月ぶりの最多発となりました。
 同支店は、「現在のところ震災の影響による倒産は府内で発生していない模様だが、震災による経済活動の停滞が幅広い業種に広がっている」と指摘。「原材料・資材の調達難や価格の高騰、生産の停滞、消費の自粛ムードといった間接的なマイナス影響が長引くようであれば、中期的には倒産件数を押し上げる」と述べています。