蹴上のレンゲツツジ 京都市東山区にある蹴上浄水場(明治45年竣工した日本最初の急速濾過式の浄水場)のツツジ(約7000本)の一般無料公開は終了しましたが、最終日の6日も3分咲きから5分咲き程度でした。
 しかし訪れる人は多く小高い丘一面のツツジをじっくり鑑賞していました。丘の上には新しいレンゲツツジ(Rododendoron japonicum)が植生されています。四国や九州の丘陵地や高原などに自生しているとのことで、写真の気品のある黄色の大振りのツツジをキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅:f.flavum)と呼んでいます。
 小高い丘には与謝野晶子の歌碑(御目ざめの鐘は知恩院 聖護院 いでて見たまへ紫の水)もあります。毎年、公開中に無料で配布されていたアルミ缶の災害用備蓄飲料水は東日本の被災地に救援物資として送られたので今年はありません。(仲野良典)